果たして日本のトミコたちの手紙は、無事トミオの元へたどり着くことが出来たのかっ!??(その2) (アダムのコンサートRecapではありません) 手紙とカメラを掴んで戻ってくると、トミーはまだそこに!やったー! トミーはさっきとは別の人達と記念写真を撮り終わったところだ。 ドアの外に立つ警備員に近付いた途端、 「チケットの受け取りならあっちだよ。」と又、指さされる。オウム返し警備員だ。 「この手紙をあの人に渡したいんですが。。。」と言うと 「だめ」と一言。 「警備員さんから、何とか渡してもらえませんか?」 「出来ない」 (可愛そうだけど僕も仕事だから。ほら、中に立ってる先輩警備員も僕の仕事振り見てるでしょ?という表情) トミーは今にも立ち去ってしまうかもなので、オウム警備員に取り次いで貰うのは即、諦める。 Tommyと大きく書かれた封筒を、4メートル先で話し込んでる本人に向けて振ってみる。 即、気が付くと同時に(あれっTommyって書いてある?)という表情を一瞬しながら歩み寄ってくれ ドアをあけてくれる。(オウム警備員ドアを手で支える) 「ハイ、 トミー、会えてとーっても嬉しい!」とゆっくり言った後は 時間もないだろうし、開場ももうすぐだしと、焦って機関銃のように喋る。 「今晩どうしてもこれを渡したかったの。渡せて本当に嬉しい! 日本のファンからの手紙です。私は在米だけど みんな日本に住んでるファンなんですよ。」 私が言い終わった瞬間、トミーが一言、 「おー、まーい、がーーーっ!!」 トミーと話していた人達も後ろの方で「ほーっ」「あら、まあー」 素早く歩み寄ってくれた事と トミーの心底驚いた、おーまいがーっ、だけで、充分ありがたかったけど 一応「写真撮らせてもらってもいいですか?」と訊いてみる。 トミー:「うん、もちろん!中に入って。」 オウム:「そう、中がいいですね。。。外で撮ると目立つし。」 (いつも決めた目線の写真が多いトミーだけど、微笑んでくれてます) http://twitpic.com/168nym (元の写真はこちら) http://twitpic.com/168n84 一枚撮って、念の為もう一枚と思った瞬間、トミーと話していた人達が待ちかまえていたように 「二人一緒に撮ってあげる!」 と申し出て下さる。 私は二人一緒の写真よりも、綺麗なトミーだけの綺麗な写真が欲しいので、一瞬、えっ、と口ごもる。 「そうそう、一緒に撮るべき。」「撮ってあげる!」 と更に言われ、遠慮するのも変だし 「じゃあ、お願いします。」 と笑顔で(仕方なく)カメラを引き渡す。 その時その男性の顔を良く見ると、見覚えのあるような、トミーと似たような輪郭。 やっと気が付いて「あっ!ご両親だったんですねーっ!」 と私。笑顔で頷くトミーの家族に 「お会いできて、とても光栄です!息子さんのことが、さぞかし誇りでしょうね。」 と私。 トミオ父にツーショットを撮って頂く。 顎から頬にかけてを、私の髪の毛の上に軽くのせてポーズをとるフレンドリーなトミオ。 今日は朝シャン(死語)でよかったニャー、と一瞬乙女な、女の古になる。 「ちゃんと撮れてるかどうか確認しないとね。」とチェックするトミオ父。 みんなで見てみると写真は超ブレブレで トミーも「え、それ全然だめじゃん、だから~。。。」 とか慣れてない風なトミオ父に言っている。 更に2枚(ブレた)写真を撮って下さり、それを確認し今度は満足そうなトミオ父に お礼を言う。本当にいい人達です。 カメラを返してもらった後、トミーに 「もう一枚だけ撮らせてもらってもいい?あなただけの写真が欲しかったの。」と小声で言うと トミー、ふーっと息混じりに笑って可愛い。 http://twitpic.com/168u48 家族、トミー、最後に警備員に厚くお礼を言って外へ出る。 嬉しそうな私に先輩警備員もオウム警備員も笑顔。 近くのベンチに腰掛けて落ち着く。さっきよりも一人になった今の方が興奮している。 本当に予想外の展開だ。手紙はなんとかコンサート終了後に渡すつもりだったのに。 これも日本のみんなの優しい思いがユニバースに届いたのに違いない、としみじみする。 さあ部屋に帰って支度しなきゃと、ホテルに戻りエレベーターのコーナーに行くと 警察官が3つしかないエレベーターの内、奥の1つを開けたままにして、その前で陣取っている。 さっき手紙を取りに上がった時は、そんな警察官はいなかった。 (続く)